朝霧高原のチカラシバと富士山の朝焼け。KaniFilter伊藤公彦さんのお力添えで、ハーフNDを使用。日の出前からの朝焼けの時間帯は、チカラシバは完全に露出アンダーになってしまうが、フィルター効果で画面手前のディテールが綺麗に描写される。ガラスの品質も素晴らしく、デジタル時代の新たな風景撮影ツールの到来に心が躍る。

続いてパール富士を狙う。撮影チャンスは2日しかない。引き続きハーフNDを使用。チカラシバに朝日が逆光で差し込むのが先なのか、ゴーストを食らってしまうのが先かを考えている暇もなく、日の出と共に数十カットシャッターを押し続ける。雲の描写が白く飛んでしまわぬようディテールをだすためには、KaniFilterのハーフNDが必需品である。富士山から空上部にかけてND効果を狙った。