連載『空から見た秘境駅』只見線・早戸駅
- 2022/06/03
雑誌『旅と鉄道』7月号の連載「空から見た秘境駅」は、只見線の早戸駅です。被災から11年が経過していましたが、本年10月に全線で運転再開となる見込みです。区間の大半が、只見川に沿って並走しており、2011年7月の福島・新潟集中豪雨の影響で、複数の橋梁が流されてしまい、長きにわたって復旧の目処がたたない状態でした。早くも10月が待ち遠しいです。空撮の早戸駅では、目の前を只見川が悠然と流れているのが圧巻です。15年以上取材を続けた只見町が、ユネスコのエコパーク登録された節目に、写真集『自然首都』を発刊していただけたことも大変懐かしく感じます。四季折々この駅を通り過ぎるたびに、秘境路線の趣にどっぷり浸っております。今回は新緑の眩しい季節でしたが、豪雪地ならではの待ちわびた春を感じながら、気動車はゆっくりと走り去っていきました。